きゃぷる☆しゃべる1.1.5.rev03 取り急ぎリリースします

きゃぷる☆しゃべるユーザの皆さま、大変おまたせしました。
ここのところ身の回りのことが忙しくなかなか対応できませんで申し訳ありませんでした。

7月10日以降、「短期集中!3か月英会話」がキャプチャできなくなっていた件に対応した rev03 を取り急ぎリリースします。
(あまり動作確認が取れていません)

下記リンクよりダウンロードお願いします。

 

きゃぷる☆しゃべる 1.1.5(2017年度対応版)

おまたせしました!きゃぷる☆しゃべる 新年度対応版をお知らせします。

今回からHLSのキャプチャ処理を自前で実装しているので、比較的高速かつ確実に取得できるようになっています。

下記25講座に対応しています。

  • 基礎英語1
  • 基礎英語2
  • 基礎英語3
  • ラジオ英会話
  • エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
  • 英会話タイムトライアル
  • 高校生からはじめる現代英語
  • 短期集中!3か月英会話
  • 入門ビジネス英語
  • 実践ビジネス英語
  • まいにち中国語
  • レベルアップ中国語
  • おもてなしの中国語
  • まいにちハングル講座
  • レベルアップハングル講座
  • まいにちイタリア語【初級編】
  • まいにちイタリア語【応用編】
  • まいにちドイツ語【初級編】
  • まいにちドイツ語【応用編】
  • まいにちフランス語【入門編】
  • まいにちフランス語【応用編】
  • まいにちスペイン語【入門編】
  • まいにちスペイン語【中級編】
  • まいにちロシア語【入門編】
  • まいにちロシア語【応用編】

【2017年4月17日追記】
過去放送分について修正したrev02に更新しました。またボキャブライダーにも対応しています。

バグなどのご報告は Twitter: @sinobbish または、このコメント欄へお寄せください。

 

きゃぷる☆しゃべる 1.1.4(1.1.3バグフィックス版)

再々のリリース申し訳ないです。昨日リリースした1.1.3にバグがありましたので、修正したバージョン(1.1.4)をお知らせします。

【追記】
こちらのバージョンをダウンロードされる方が多いようなのでお知らせします。2017年度の放送にはこのバージョンでは対応しておりません。 下記ページより、1.1.5.rev01 をダウンロードしてください。

http://www.takanashi-it-factory.com/archives/1913

きゃぷる☆しゃべる 1.1.3 公開します。

きゃぷしゃべユーザーの皆様、

公開が遅くなりましてすみません。新年(2016年)に対応した1.1.3をリリース致します。

下記ページから取得の上、お使いください。

今年もよろしくお願い致します。

きゃぷる★しゃべる ご寄付の方針

きゃぷる★しゃべる ユーザーの皆様へ

9月6日に新バージョンをリリースし、皆様にもお使いいただいていることと存じます。ご支持いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、2013年にアンケートを取らせていただき、今回のバージョンアップに際してもご寄付について多くお問い合わせをいただいておりました。

かねてより弊社でも検討を進めておりましたが、様々な事情を考慮した結果、金銭的なご寄付はいただかない旨、決定しましたことをご報告申し上げます。皆様のご厚意は大変ありがたく、お応えできないのは大変心苦しい限りではありますが、ご了承くださいませ。

その代わり、皆様にお願いしたいのは、下記2点です。

  1. 国際協力NGO FreeBirdへ 不要書籍・筆記用具のご寄付
  2. きゃぷる★しゃべるメッセージ欄への弊社ISPサービス広告掲載

FreeBirdへの寄付について

NGO FreeBirdは、不要書籍を募った上で販売し、得た対価で開発途上国で教育環境整備に資するということをされています。筆記用具・文房具は直接子供たちにお届けします。

私の知人がこの活動に参加されているのを知り、きゃぷる★しゃべるのユーザー様なら書籍・文房具の類は多くお持ちであろうと拝察し、ご協力をお願いする次第です。

ご寄付いただけるものについては、規定がありますので、支援物資募集のページ を参照の上、ご協力いただければと存じます。

弊社ISPサービスについて

こちらについては、目下準備中なのですが、下記のような仕様にて開始する予定です。

  • 月額料金: 戸建て 5,200円(税込) / 集合住宅 3,800円(税込) ※他社「◯◯光」はほとんどの場合税別である点にご注意ください。
  • 決済方法 クレジットカード(Visa / Master /JCB)・郵便振替
  • ひかり電話相当サービスについては、従来と同額
  • 設定の変更は基本的にお客様ご自身で行っていただきます。

このISPサービスについては以前のアンケートでもご相談させていただき、実のところ、懸念されるご意見・ISPの変更は不可とのお声も多くいただきました。

しかしながら、「ぜひ利用したい」・「料金やサービスによっては、する」を選択された方も20%以上いらっしゃり、弊社としては、きゃぷる★しゃべるのメッセージ欄は広告塔として捨てがたいものがあります。

過去バージョン毎のダウンロード数は数万を越えており、そのうちの1%の方でもご加入いただけたら、弊社としては充分ですし、ユーザー様にもご無理の少ない形かと存じる次第です。

言うまでもありませんが、こちらの加入・不加入により、ソフトの対応に差が発生することはありません。あくまでもメッセージ欄に弊社ISPの広告を掲載させていただきたい、というお願いになります。加入・不加入はユーザー様のご意思によります。

なお、こちらのサービスが正式に開始となった場合にお知らせさせていただきたいと存じますので、ご希望の方は下記フォームにご記入ください。

弊社ISP「おっぺすネット」サービス開始通知登録フォーム

きゃぷる★しゃべる 1.1.2 リリース

不具合事象の認識・対応が遅れましてすみません。8月末頃から「1MB未満」エラーにより取得できなくなっていた不具合を修正したバージョンをリリースします。>>>ダウンロード<<<

いつものように自己解凍形式になっておりますので、ダウンロード&実行していただければすぐご使用いただけます。

なお、今回、過去放送データを取得するAPIも修正しましたので、以下のように放送期間の年は 2015年 を指定してください。

capshabe-1.1.2

 

他、修正点としては、直前週(これを書いている時点で8月24日(月)の週)分については、RTMPではなくHLSプロトコルで取得するようにしています。(それ以前は従来通りのRTMP) よって、今までよりも確実にキャプチャできるようになっているはずです。

もう少しブラッシュアップもしたかったのですが、時間がなかったため、今回の修正のみとなってしまいました。

なにとぞご理解のほどお願いいたします。

最近更新が滞っていることの言い訳

とある人から「おまえのブログ更新してなくてムカつくんじゃ!」という旨のことを言われましたので、言い訳します。

社長始めたころに立ち上げたこのブログですが、最初はもちろん「誰がこんなもん読むんだろ」と思いながらも、あるときは批判的に、あるときは暴露的に、あるときは技術ネタ、あるときはほんとどうでもいい、くだらないことを思いの向くまま、気の向くままに書いておりました。昔は俺も若かった。

しかし、意外なことに、その後そこそこ読んでくれる人が増えてきました。数字を上げると、先月8月だけで10万PVあったらしい。チラ見としても熟読したとしても10万回、このくだらないブログにあるページが読まれたことになります。ブログ界では大した数字じゃないにしても、です。

それって結構やりづらいんですよ。実にやりづらい。ことに身近に読んでくれてる人がいるとなると余計です。

私としては、昔のように気楽に毒吐きたい書きたいのに、「あー、あの人が読んでるかもしれない」となると、つい遠慮も出て来る。結果毒にも薬にもならない、つまらんことしか書けなくて、じゃあ載せない方がいいや、と、下書き行きになる、というパターンです。

ので、最近はもっぱらFacebookに近況書いてます。それも最近は頻度落ちてますが。

他に差し迫った事情としては、「ブログだのFacebookやるなら他にやることあるだろ(゚Д゚)ゴルァ!!」というお叱りが飛んできそう、というのがあります。返事していないメール、電話、他、連絡体制がなってないわけで、結局は身から出たサビなんですがね・・・。

あとは、そうだなぁ、昔は何かについて自分の中で熟考する余裕があって、何か結論のようなものが得られたらそれを書く、ということもできたんですが、その余裕もなくなってきました。昔はヒマがあり余っていたものですが。

最近は、こんな私でもなかなか忙しくさせていただいておりまして、なかなか内省(?)する時間がなくなってきましたですね。小人閑居して不善を為す、になぞらえていえば、不善を為すほど閑居できなくなってきた、ということでしょうか。

とはいえ、やりたいことは山のようにあります。5月に買った3Dプリンタを完成させなきゃならないし、鴨川のブログポータルもリベンジしたいし、カブのカスタムもしたいし、愛車のボディ・バックドアをレストアしたいし、イギリスとフランスの友達にも会いに行きたいし(円安傾向が痛い)、FPGAだって極めたいし、挙げたらキリがありません。

それはおいても、結構自分のことは棚上げにしてやってるつもりなんだけどなぁ。わからん人にはわからんのかもしれないなぁ。

今日の熱ハロで私の話を聞いた未来のライバルたちへ

私が所属する(一社)鴨川青年会議所の発案から始まって、ここ数年、市内の中学校で職業座談会のようなものを開催しています。当初は「情熱ハローワーク」という名前でJCメンバーが各学校に乗り込み、自分の職業について熱く語っていたのが、会議所の手を離れ、各学校に根付きつつある事例。前回(昨年11月)は、不肖私も鴨川中にて話をさせていただきましたが、今日は長狭学園でも機会を得まして、6年生・7年生を対象に、自分の職業について話をさせていただきました。5班のみんな、読んでくれてるかな?

さて、自分でもちょっと大人げない感じになっちゃったかな、と反省しつつも、今日言った「一市独占」「死ぬまでこの仕事をしたい」というのは嘘偽りではなく、本心で考えていることです。何をもって「独占」とするかは今のところ考え中だけど、いろいろ作戦は練っています。

今回特にウィルス・セキュリティに関して結構突っ込んだ質問を受けたので改めて書くと、今日も話した通り、ある調査によれば昨年2014年だけで、3億1,700万のマルウェア(コンピュータウィルスを含む、悪さをするプログラム)が発生しています。(Nearly 1 million new malware threats released every day by CNN) 検知されているだけでこの数なので、実際にはもっとあるかもしれない。

そして、現状出回っている大半のウィルス対策ソフトというのは、ネットからダウンロードしたファイルやメールに添付されたファイル、USBメモリに入っているファイルについて、既知の、つまり今まで検知されたマルウェアと同一のファイルかどうかをチェックしていて、もし同一だったら警告して隔離、あるいは削除する、という手法を取っています。

ひとつだけ救いなのは、新しいマルウェアの大半(90%近く)は、システムのかなり古い脆弱性(=弱点)をついて感染するようになっている、ということ。つまりコンピュータの電源を切るとき「更新プログラムをインストール中…(◯個中◯個目)」って表示される、アレを適用していないと、そこを突かれるわけです。なので、更新プログラムが出ていたら面倒でもマメに当てておいてください。

でも残りの10%はどう防ぐか? 有効な手立ては、残念ながら、ない、というしかない。なんといってもウィルス対策ソフトの大手企業の人が去年「ウイルス対策ソフトは死んだ」と宣言しているくらいなので。

では、そういう絶望的な状況の中でお前はどうしているのか、仮にもプロとしてメシ食ってるやつはどんな対策取っているんだ、そこんとこ教えろや(゚Д゚)ゴルァ!、というのが、たぶん5班のみなさんが聞きたかったところなんだろうと思います。

率直に言うと、弊社、つまり高梨が普段使っているパソコンのOSはWindowsやMacではありません。Linuxという、フリーのOSを使っています。ここからかなりオタクな内容になるので、ヒマがあったら読んでください。

この「フリー」の意味には2つあって、まず、「無料」という意味でのフリー。もう一つは、ソースコードが公開されていて、好きなように改良でき、改良した成果を世界中のユーザーと共有できる自由さがある、という意味でのフリー。Linuxについての解説はネットに山ほどあるので、ぐぐってください。

私がLinuxを使い始めたのは確か大学2年(1996年)だったから、もう20年近く使ってることになります。今でもg5121272(私の大学時代のアカウント)で検索すると、当時の私が初心者くさい質問をメーリングリストにしているのが、発掘できます。

当時マイクロソフトから出てたWindows95ってOSがまたひどくてね。(笑) フリーズしまくるわ起動しなくなるわ、友達が買ったパソコンに何度再インストールしにいったことか。

私自身もしばらくはWindows95使ってたけど、あまりの完成度の低さに辟易としてました。

そうこうするうち、パソコンで動くUNIXがある、しかもタダ!っていう噂を聞きつけ、インストールしてみたわけです。当時は情報量も少なかったし、Google先生もなかったので、分厚い書籍を秋葉原で買って、四苦八苦しながら使い始めましが。

で、一応自分のしたいこと(Webブラウジング、文書作成など)がLinuxできる環境が構築できた時点で、自分の中で一大決心をしました。「もうWindowsは捨てよう。俺はLinuxで生きていこう」と。

今から考えると、職業エンジニアとして生きる第一歩はそこだったのかもしれない、と思います。

話が前後するけど、私が通っていた大学は、文系学部しかない割には、IT教育について、そこそこ先進的でした。1年のときに、希望者を対象に「インターネット講座」のようなものを開いてくれて、電子メールの使い方を、そこで習ったんだよね。で、カナダに留学していた友達に英語で(当時日本語でメールを書くとかなりの確率で文字化けしたので)メールを送ったら、その返事が20分で返ってきた!

「なんだこれは!?」って思いました。外国のできごとが衛星中継されてテレビで見れるのは、理解できる。だってそれは俺だけじゃなく、他のみんなにも同じ電波で一斉に放送してるから。でも、普通の学生がこれまた普通の学生にあてて打った電子文章が、20分で太平洋を超えて返ってくる!?こりゃいったいどういう魔法なんだ?

今でこそメールやLine、Skypeなんかでリアルタイムに連絡が取れるのが当たり前になってるから、何を不思議がるのか、想像できないかもしれない。でも、当時の私にはまさに衝撃でした。そして、このインターネットというものの裏側で働いている仕組みを、どうしても、なにがなんでも理解したい、と思った。

幸いLinuxというOSは、その仕組みを知るのに格好の教材であることがわかりました。なぜって、今でもそうだけど、インターネットで動いているサーバの大半はLinuxで動いているから。

実を言うと、ガラケーの一部、また全てのAndroidスマホではLinuxが動いてます。日本が世界に誇るスーパーコンピューター京もLinux。

じゃあなぜLinuxがWindowsや他のOSと比べて安全なのか。いくつか理由はあります。

まず、ソースコード、つまりプログラムの元が公開されているので、バグが見つかったら世界中の腕っこきプログラマがよってたかって修正できる点。WindowsやMacOSのソースコードは、営利企業の最重要機密情報なので、どう逆立ちしても真似できません。

もう一つは、PCにインストールしている人の数が少ない、つまりシェアが微々たるものなので、攻撃を狙う者にとってあまり魅力がない点。同じ苦労をするならWindows用のものを作った方がはるかに効率がいいってことです。

もう一つは、先ほども書いたように、Linuxは24時間365日稼働するインターネットサーバとして動作しなければならないOSなので、各種セキュリティ対策は、元々高く作られている点。Windowsでウィルスにかかったら被害者として泣けばいいけど、Linuxのシステムに侵入を受けたら、それはユーザーや管理者の方がかなり間抜けなことをした結果と考えても差し支えない。

じゃあ、無料で、セキュリティも高くて、おまけにインターネットの勉強もできる、いいことづくめの夢のようなLinuxをなぜみんな使わないのか?

泣き所は、やはりシェアの少なさ、です。

例えばネトゲなりなんなり、ソフトを開発する立場になったとする。Windows用に作ればそこそこ売れるかもしれないけど、Linux用のを作っても売れる本数はたかが知れてるよね。ウィルス作成者にとってLinuxが魅力的でないのと全く同じ理由で、有益なソフト開発者にとってもLinuxは魅力的じゃないんです。

でも、状況は変わりつつあります。

一つには、今、Webブラウザさえ動けば買い物やSNSはもちろん、年賀状の印刷発送まで、ほとんどの用が足せるようになりつつあること。私はゲーム事情は疎くてわからないんだけど、おそらくオンラインゲームもFlashなりブラウザの中で動かせるようになってきてるんじゃないだろうか。

以前は泣き所だったOfficeスイート、つまりWordやExcelのような事務用ソフトも、そこそこ互換性を持ったフリーソフトがでてきているし、ちょっといいパソコンを買えば、Linuxの中のアプリケーションとしてWindowsを動作させることもできる。普段のネットの用はLinuxで済ませて、どうしてもWord/Excelデータを扱わなければならないときだけWindowsを立ち上げる、ということもできなくはない。動作はちょっと重くなるけど、うちは現にそうしてます。

個人ユーザーが家庭でするようなこと、インターネットでの調べもの、買い物、YouTubeを見たり、メールをやりとりしたり、たまに簡単な文章を作ったり、ということは、今のLinuxでも十分できるようになってきている、という状況を踏まえて、去年のWindows XPサポート期限問題の当時、鴨川周辺の、普通のパソコンユーザーの方にLinuxを使ってもらおう、という企画を、仲間と行いました。

キタ(゚∀゚)コレ! 鴨川からLinux始まるっぺ!説明会やんよ!

来てくれたのは、本当に普通のパソコンユーザー。高齢の方も多数いました。

それから1年経った今年の4月に利用者アンケートを取ったんだけど、8割以上の人がそのまま使いつづけていてくれていました。つまり、普通のWindowsユーザーがLinuxを使っても、さほど不自由を感じることはなさそうだった。

なかなか私も忙しい身なので、この人たちのフォローをしたり、うちの会社が全国に名を馳せた(?)フリーソフト「きゃぷる☆しゃべる」のサポートといった、すぐお金にならないことは後手に回しがちなんだけれども、ユーザーさんから応援や感謝のメッセージをいただけるのはやはり嬉しいし、もちろん地元の方ともお付き合いさせていただく中で、面と向かって「ありがとう!助かったよ!」と言ってもらえるのも嬉しい。その上お金をいただけるんなら、こんなにいいことはないよね。

こんなやりがいのある仕事なんだから、欲張り、というより誇大妄想と思われるかもしれないけど、独占したいんです。少なくとも私が住んでいるこの鴨川市に関しては。人口4万に満たない鴨川市くらい、うちで独占させてくれたっていいじゃない?みんなに「ああ、コンピュータのことなら、高梨に任せとけば安心だ」って思ってもらえたときが、独占達成なのかな、とこれを書きながら思い始めました。

でも、将来あなた達が、今日私の話を聞いてくれた長狭学園の生徒さんたちが、将来鴨川に帰ってきて、私と同じ仕事を始めるというのなら、今日も言った通り「受けて立ちます」。なにせ移り変わりの激しいこの業界のことなので、いつまでも古株が安穏としてられる保証なんて全くない。新規参入の機会はいくらでもある。正直に言って、私はあなたたちのことが怖くてならない。「おいおい高梨のじいさんまだあのおっそい電子式コンピュータにしがみついてるらしいぜ?しかもソースコード手書きしてるんだと。もう量子コンピュータのAIがなんでもやってくれる時代だってのに、遅れてるよなー」なんて馬鹿にされる日も来るかもしれないね。そうなったら、願わくは、あなたたちの技術話を片隅でいいから聞かせてやってください。

いろいろアップグレード

みなさんこんにちは。お元気ですか?

長らく更新してませんでしたが、高梨は生きております。というより、ここのところめっちゃ忙しいです。

そんな中、弊社としていろいろニュースがありますのでご紹介。

1. 応用情報技術者に合格しました!

今までは素人の趣味の延長でコンピュータのお仕事をさせていただいておりました。さしたる資格も免許もなくいわばモグリで営業していたわけです。

nanishiro

が、今年の1月、何か資格取っとこうかなー、などと気を迷わせまして、4月に応用情報技術者試験を受験してきました。

AP-exam

普通は「基本情報技術者試験」というのを受けて、それに受かったら応用を目指すのが定番なんですが、今さら基本受けてもなー、という気がしましたので、いきなり応用を受けることにしました。高校のときに取ったアマチュア無線の資格も、友達と「どうせ4級はみんな持っててつまんないから、俺らいきなり3級受けようぜ」と話し合って受験し、結果そのときは合格しましたが、まあそれと同じノリです。

本当は試験勉強もしたかったところではありますが、冒頭書いたようになかなか時間が取れず、結局一夜漬けで試験に臨むことになりました。

どうせ一夜漬けだし、受かっても受からなくてもいいさ〜、なんくるないさ〜、という気でいたので、合格者受験番号の一覧に私の受験番号AP312-1298があったときはびっくりしましたねぇ〜。一夜漬けで受かるもんなのかよ!

免許資格ではないので、これに合格したからって何かできることが増えるわけじゃありませんが、まあ名刺に書ける資格があるのは悪くないもんです。

2. 3Dプリンタ始めました。

私の周りでも話題になっている3Dプリンタ。もちろん以前から存在は知っていましたが、その使いドコロが思い浮かびませんでした。フィギュアやピストル作っても全然面白くない。

が、ある日「そうだ、ギヤとかクランクとか機械部品作れるじゃん!」と思いつきました。

私が専門に扱う機械はコンピュータですが、こいつ、自分では1mmも移動しません。物理的に動いてるのは、ディスクとCPUファンくらい。ただ、コンピュータにモーターを制御させる、これは比較的簡単。

問題なのはその先で、モーターの回転を好みの動きに変換する機械部品がなかなかないわけです。

じゃあその機械部品を自分で作ったら? そう、3Dプリンタはベストな解ですよね。まあ解像度とか強度とかに問題はあるにしろ、どうせ試作品だし、壊れたらまた作ればいいし。

前々から情報だけじゃなくて物理的世界にも進出したいとは思ってましたが、やっとこれで目処が立ちました。

3.マイコン開発始めました。

先ほども書いたように、弊社の専門はコンピュータです。一口にコンピュータといっても様々でして、マイコン(マイクロコンピュータ)というのは、処理能力は低いけれども、各種センサーの値から状況を判断して決定を下す、「現場で働いてるヤツ」です。炊飯ジャー、地デジテレビ、プリンタ、自動車にも実はこのマイコンが入ってます。というより、今電気で動くものでマイコンが内蔵されてないモノのほうが少ないかもしれません。大昔の車はキャブレターといって機械的に燃料を噴射していて、厳冬期にはエンジンがかかりにくかったものですが、ここにEFI(「インジェクション」と通称されます)が採用されたことにより、今は冬でも簡単に始動できるようになりました。EFIはコンピュータで制御されています。車関係だと、ABS、もう少しクリティカルなとこでは衝突軽減ブレーキシステムなんかもコンピュータ制御です。

PIC12F683-IP

 

私が主に使っているのはPIC12F683という1cm四方にも満たない8本足の小さなICですが、これでも立派なコンピュータ。Cで書いたプログラムだって動きます。

あとは、ぼちぼちFPGAをやりだしています。専門的な説明は省きますが、これを使うと普通にコンピュータを使うよりも数段速く計算が行えます。それで何をするかは企業秘密。

というわけで、受けられる仕事の幅が広がり、「製作所」というイメージに近くなってきました。最近はハードの開発ってむしろ向いてるかもしれないなー、などと思ったりもします。まだまだ学習中ですけどね。

[緊急告知]きゃぷる☆しゃべる 新年度放送データ取得方法

弊社きゃぷる☆しゃべるをご愛用いただき誠にありがとうございます。

新年度(2015年度)放送分が取得できない、という旨のお問い合わせを多数いただいております。

こちらに関しての応急的な対応方法としては、年数の指定を 2014 にしていただくことで、2015年度分がキャプチャできるようです。(弊社もいくつかの講座で確認しました。)

刷新バージョンを計画中

実は目下、新バージョン、というより Win/Mac/Linuxのプラットフォームに対応したフルスクラッチの刷新版を検討しており、こちらについては完成しだい、テストの上、皆様にお知らせする予定です。

現在考えている方針は以下の通り:

  • オープンソース化(レポジトリはgithub.com予定)
  • TideSDKベースで開発。3プラットフォーム(Win/Mac/Linux) 対応
  • ダウンロードプロトコルをHLSに(自前実装)
  • faad + lame でMP3エンコード
  • ニュースで英会話」が欲しいときはログインした上でキャプチャできるように(要調査)
  • 日付をカレンダーで選択可能に
  • ダウンロードと別スレッドで再エンコーディング
  • メッセージボックスをもうちょっとわかりやすく。
  • 取得データをハッシュ値でチェック(ユーザ様からの報告を受付)
  • 独自のサポートフォーラム(atbbのをやめる。広告がキモいとの声あり。スパムも多い)

あと、以前行っておりました「寄付」の再開も予定しております。詳細は追ってお知らせしますが、基本的に金銭ではなく、物品やTポイント等を考えております。アンケートではシェアウェア化や弊社プロバイダへのご加入を検討しておりましたが、皆様からいただいた回答や私自身の考えなどもあわせて検討した結果、「別にお金じゃなくてもいいじゃないか」と思いついたためです。プロバイダ加入も、現状いろいろ無理がありそうでしたので。

というわけで、刷新バージョンのリリースをお楽しみにお待ちください!それまでは冒頭の方法でご対応をお願いします。

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