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地球を愛される各位へ
前略、このたび、標記の本を英訳併記で出版致しました。
さて、拙書のテーマは「地球環境問題」です。 私はこのテーマに就き、去る1996年4月に「吾輩ハ病メル地球デアル」を創栄出版から自費出版しましたが、これを母体(底本)として、新刊書は自由国民社の企画出版書として創られました。 英訳したのは、このテーマには国籍が無く、今や全地球的(グローバル)な問題であり、かつ全人類存亡がかかった緊急事態−2020年頃までに解決すべき−が迫っているからです。
思うに、地球環境問題は「人類の出す滓(カス)と瓦斯(ガス)の問題」だといえます。 カス(滓)とは、廃棄物(生ゴミ,産業廃棄物,汚水,有毒/化学物質,放射性物質/死の灰,等など)であり、ガス(瓦斯)とは、排気ガス(工場、車、焼却場等から排出される、CO2,SOx,NOx,ダイオキシン,フロン,等など)です。 つまり、人間が消費するエネルギーの劣化(エントロピー)の処理問題です。 この汚物処理を有限な閉鎖系の「宇宙船地球号」内で行なうから人口問題が出ます。
人口が増えると、有限な地球上では問題が大きくなるのです。 地球や、他の生き物の立場から考えると、『人類さえいなければ、地球はきれいになるのに!』ということになります。だから、人類は、地球や他の生き物たちと「共生」しなくてはならないのです。
ともあれ、貴方のまわりに『欲望のままに生きるのが一番幸せで、自分が死んだ後のことなど知ったことか!』という「非共生人間」がいたら、どうかこの本を読むようにお勧め願いたいのです。
これらの「非共生人間」が一人でも多く、貴方と同じように地球を愛せるようになれば、私の望外の喜びです。